変形性膝関節症は、膝関節のクッションである関節軟骨が摩耗し、関節内で炎症や変形が起こる疾患です。特に中高年の女性に多いですが、近年ではスポーツ歴や筋力低下、姿勢不良の影響で幅広い年代にみられます。
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① 膝関節の解剖学的構造
膝関節は
・大腿骨
・脛骨
・膝蓋骨
から構成される「蝶番関節」です。
骨の表面は関節軟骨で覆われ、その間に**半月板(内側・外側)**が存在し、衝撃吸収と安定性を担っています。さらに、前十字靭帯・後十字靭帯、内側側副靭帯・外側側副靭帯が関節を支えています。
しかし加齢や繰り返しの負荷、筋力低下により軟骨がすり減ると、骨同士の距離が狭くなり、炎症・骨棘形成(骨のとげ)・関節変形が進行します。
特に日本人は内側荷重が強くなりやすく、内側型変形性膝関節症が多いのが特徴です。
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② 症状の進行とメカニズム
初期は
・立ち上がり時の痛み
・階段の下りでの違和感
・朝のこわばり
といった症状がみられます。
進行すると
・膝の腫れ(水が溜まる)
・可動域制限
・O脚変形の進行
・歩行困難
が起こります。
これは単に軟骨が減るだけでなく、
大腿四頭筋の筋力低下
股関節機能低下
足部アーチ低下
といった全身の運動連鎖の崩れが関与しています。
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③ 変形性膝関節症の対策
1. 筋力強化
特に重要なのは
・大腿四頭筋(特に内側広筋)
・ハムストリングス
・中殿筋
これらが膝の安定性を高め、内側への偏った荷重を軽減します。
2. 関節アライメント改善
骨盤・股関節・足関節のバランスを整えることで、膝への負担を分散させます。
3. 炎症コントロール
急性期はアイシングや物理療法で炎症を抑えることが重要です。
4. 体重管理
体重1kg増えると、歩行時には約3倍の負担が膝にかかると言われています。
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④ 整骨院でのアプローチ
さいたま市見沼区のみぬま整骨院では、
・膝関節の可動域評価
・筋力バランス分析
・骨盤・股関節のアライメント調整
・段階的トレーニング指導
を組み合わせ、痛みの軽減だけでなく「進行予防」を目的とした施術を行っています。
変形は元に戻らないこともありますが、進行を遅らせることは可能です。
「年齢のせい」と諦めず、早期ケアが将来の歩行能力を守ります。
膝の違和感・階段がつらいなどのお悩みがあれば、ぜひご相談ください。